名刺交換した相手にいきなりメルマガ登録はあり?なし?
仕事用のメールアドレスをチェックしていると、たまに見知らぬ人からのメールマガジンが届いていることがあります。
このメールマガジンを読んでみると文章の冒頭には
~このメールは過去に名刺交換などをさせていただき、メールアドレスが判明している方にお送りさせていただいております~
などの「おことわり」があることも。
この様に、名刺交換した相手にいきなりメルマガ登録をするという方法。
実際問題これはどうなのでしょうか。ここでは、名刺交換をした相手にいきなりメールマガジンを送ることについて考えてみましょう。
情報発信ツールとして便利なメールマガジンの功罪
いつになく真面目なトーンでお送りしておりますが、ご覧のブログはココナリスト。
書き手は特急太郎です。
普段はふざけ倒したライティングをしております。
さて、情報発信ツールとして大変便利なメールマガジン。
最近はビジネスの内容やPRを盛り込むために、メールマガジンを配信しているビジネスマンの方も多くいらっしゃいます。
しかし、これらには功罪があります。
そもそもメールマガジンというのは
・お客様に必要な情報を適切な時期にお送りする
・お客様へのお礼や時節のご挨拶をするためのもの
というのが本来の目的です。いわゆるニュースレターというやつですね。
もちろんメールマガジンとして何かテーマなどがあり配信しているのであれば、毎日の配信でも構いません。
しかし、それはあくまでもお客様がご希望された時にのみお送りするべきであって、ただ単純に名刺交換をしただけでいきなりゴリゴリとメールマガジンを送りつけて良いというわけにはなりません。
ちなみに、承諾を得ないでメルマガを配信するのは厳密にはオプトアウトといって、マナー違反です。
名刺交換した相手にいきなりメールマガジンを送るなら振り切ったものを送ろう
ちょっと考えてみてください。
異業種交流でも何でも良いのですが、とにかく直接対面した人に対しての名刺交換はほとんど通過儀礼のようなものと言ってよいでしょう。
むしろ、名刺交換をしないというのはビジネス上失礼にあたりますから、
「名刺交換によってメールアドレスを収集できているぜ、グヘヘ」
という考え方もできます。
しかし、相手から見ればあなたは初対面の相手ですし、深く知っているわけでもありません。
そんな人から毎回毎回ズンズンズンドコと迷惑メールが湯水のごとく流れこんでくるとなると、これはもう地獄の責め苦ではありませんか。
「弊社の商品が10%オフ」
「御社の経営はどうですか?」
「弊社の創業者が語る早起きの秘訣」
「御社の営業マン、叩き直します」
弊社!
御社!
弊社ァ!
御社ァァ!
弊社ァァァ!
みたいな、
こういう白兵戦なんざ誰も見たくないのです。
つまりそういうメールをありがたがって読んでくれるかといえば、決してそうではありません。
それだったら。
それだったらですよ、徹底的に根性入れてメーターを振り切ったメールマガジンを配信してください。
それなら受け入れられます。
例えば、全国展開のラーメン店で配信しているメールマガジン。
文章が小気味よく、リズム感もあります。
まるで、その店舗のラーメンに入っているシャキシャキのネギを噛んでいるかのような心地良さがあります。
それでいてメールマガジン限定のクーポンなんかもついていたりして、これはもう名刺交換しなくてもメールマガジンが欲しいレベルです。
これが成功例です。
そもそもメールマガジンの到達率は大丈夫?
ちなみに、メールマガジンは到達率という数値が非常に重要なのですが、ご存知でしょうか。
最近はGmailやそれぞれのメールサーバーもまあまあ頭が良くなってきましたので、
「そのメールがメールアドレスの持ち主にとって有益なものかそうでないか」
というのはある程度AIで判断してしまいます。
そして、一旦「こいつのメールはメールマガジンだから意味がないな」とAIに判断されてしまうと、今後そのドメインからのメールが自動的に迷惑メールとして判断されてしまい届かなくなるということがあります。
メールマガジンだけが届かないならまだわかるのですが、ほとんどの場合はドメイン単位でブロックされることになりますので、普段からジャカスカとメールマガジンを送っていたりするといざという時に本当に重要なメールが送れなかったりします。
名刺交換した相手にいきなりメルマガ登録はOK?
だめです。
出来る限り避けましょう。
特に、あなたが業界の第1人者であったり、なんかもう年商100億円くらいの会社の社長さんではないという場合にはなおさらやめておきましょう。
ただし、例外としては
・めちゃめちゃ面白いメールマガジンを配信できる
・きちんとメールマガジンの仕組みなどを理解して適切なメールマガジンが送れる
という場合であれば大丈夫です。
後者の場合、最低でも到達率やSPF、DKIMあたりの単語について完璧に理解してからにしましょう。
ステップメールなどを駆使して適切な時期に適切なメールを送ることができるようであれば、それは例外中の例外です。そこまで行くと立派なマーケティングツールになりますので、積極的に活用して良いでしょう。
まとめ
結論としては、名刺交換した相手にいきなりメールマガジンを登録させるというのはあまり良いことではありません。相手先の迷惑になってしまう可能性が大きいからです。
しかし、きちんとメールマガジンの内容を精査し、仕組みなどをきちんと理解した上で適切なメールマガジンを送ることができるようになるのであれば、それは立派なマーケティングツールに昇華します。
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