こんにゃく力。能ある鷹は爪を隠す。
こんにちは。このタイトルを読んで、あなたはどう思いましたか?
もしかすると、わけがわからなかったもしれませんね。
僕自身、目標としていることに「こんにゃく力を高める」ということがあります。
「こんにゃく力って、なんやねん!?」
あなたがこう思うことは、いたって普通のことです。何故なら、「こんにゃく力」とは、僕が勝手に作った造語だから。
この記事では、「こんにゃく力」という概念をご紹介すると同時に、あなたの人生がより良くなるヒントを感じていただければ幸いです。
こんにゃくのイメージ
早速ですが、あなたにとって、「こんにゃく」ってどんなイメージがありますか?
柔らかくて、ぶよぶよしていて、捉えどころがない、、、。角がなくて、形は変化しやすくて、噛んだらフニフニする。
ここでのこんにゃくは、こんなイメージを前提とできたら嬉しいです。味や、他の食材との相性、使い道などについては、一旦おいておきましょう。
こんな「こんにゃく」のイメージを、自分自身の特徴、生き方について当てはめて考えてみましょう。
「こんにゃく力」とは
それでは、「こんにゃく力」とはなんなのか?
いろんな表現がありますが、まずはこれについて語ってみましょう。
キーワードとしては、
- 捉えどころがない
- 柔らかい、邪魔しない
- 柔軟に変化する、形を変える
といった力です。
「自分は優秀だ!」というアピールをすれば、こんにゃく力は低くなると思ってください。ある意味、「自分の影を薄くする力」と捉えてもいいと思います。
能ある鷹は爪を隠す
「能ある鷹は爪を隠す」という言葉があります。まさにこんにゃく力が高い人はこれができる人です。
自分の能力をアピールしない、目立たない、影に隠れる。こういう選択によるメリットは、計り知れません。
例えば、自分の能力をアピールした場合、どうなるか。周りの人の反感を買います。嫉妬の対象になります。そうすると、そう言った人たちは、あなたの邪魔をしようとするのです。
「何故あの人はうまくいっているのか。」これが誰にも理解できない場合、あなたのことを邪魔できる人は、誰もいなくなります。
謎めいていて、ミステリアスで、何故うまくいくかもわからない。能力があるようにも見えない、だけど何故かうまくいっている。あなたがこんな人を目指したい場合、こんにゃく力を高める事が一つの有効な手段となるのです。
敵を作らないアプローチとも、言えるかもしれません。敵を作らないアプローチが重要なのは、相手のためでもあります。敵を作りまくっても、あなた次第で、あなたは問題ない状態で生きていく事ができます。
しかし、関わる人の意識が、想念が、荒くなります。そして荒くなった想念による悪影響は、その「関わる人」に返っていくように、この世界はできていると、僕は思います。その為、目立たないことによって、「関わる人」にいらない概念を持たせないことになり、その人が受ける悪影響を、減らしてあげることに繋がるのです。
こんにゃく力が足りない人
「こんにゃく力が足りない人」とは、どんな人でしょうか。まさに僕のような人なので、僕にはそれが表現しやすいです。
例えば、
- おせっかいな人。
- 目立ちたがり屋な人。
- 野心が強い人。
- 自意識過剰な人。
そんな人は、ついつい物事に優劣をつけ、「優」である自分をアピールしてしまいます。
そして、自分目線の正解で無い人を、裁いてしまいます。実際、これをやるメリットは皆無です。それぞれ自由に生きてゆけばいいのです。
親子関係や、パートナー間、友人や同僚間でも、上下関係の認識は、要らない想念を産む事がしばしばあるように思います。
こんにゃく力が足りなくなる背景には、今の日本の教育の特色もあります。
例えば、小学校の授業風景を思い出してみてください。先生は言います。「この問題、わかる人〜?」子どもたちは、競って自分をアピールします。「はい、はい、はい!!!」そして、正解したら褒められます。目立つこと、人の上に立つことが、自分が優秀であると思い込んでしまうような環境ですよね。
もちろんこれが、一概に悪いことであると言いたいわけではありません。それぞれの個性を生かし、優劣では無いところから関係を持ち、育んでいくには、この教育の特色の反対にある、「こんにゃく力」という概念が役に立つ、というだけの話です。
こんにゃく力を高める秘訣
いかがでしょうか。「こんにゃく力」という概念。なかなか面白そうだなと、感じていただければ嬉しいです。
最後に、この力を高める秘訣をお伝えします。「自分という存在を出さずに、静かに観察すること」です。
例えば、ある会話が聞こえてきたとしましょう。「〜〜にいく道がわからなくて、困っているんだよね」「う〜ん、私もわからないな、どうしよう」こんな会話が聞こえてきたときに、あなたがもし正解を知っていたら、どうしますか?大抵の場合、「私、それ知っているよ!」と話しかけると思います。
例えばこんなシチュエーションで、あえて黙っておくのです。
もちろん、聞かれたら答えましょう。何も、意地悪したいわけでは無いのです。こんなシチュエーションで、あえて黙っておくことを通して、こんにゃく力を高めるトレーニングができるということです。
そのほかのアプローチとして、「意見を持たない」というスタンスでいる事が挙げられます。物事に良し悪しや、優劣、正解・不正解が生まれるのは、前提となる意見があるからです。その意見があるから、感情的になったり、心が大きく動いたりするのです。
実際、何が起きてもブレない心を育てる事や、二項対立では無いものの見方を身についけることは、とても重要な事であると思います。
この記事では、一つの選択肢をお伝えしました。こんにゃく力が低いのが、悪いと言っているわけではありません。それぞれの正解があるに決まっているからです。
私たちは、生まれた時から全てが、それぞれ違います。ですが、僕のようなタイプの方には、お役に立てるかもしれません。ぜひ、いろいろ考え、いろいろやってみてください。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
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