脱!ちゃんと忘れるノートの取り方

2018年12月28日たいらまことさん

ノートをとる。

学生時代は誰もが、教科毎のノートをつくり、話を聞きながらノートをとっていたのではないでしょうか。

メモを取るという行為は、なにも学生だけの話ではありません。

社会人になっても、会議のメモを取ったり、勉強会やセミナーなどでメモを取ったり、シチュエーションは様々だと思います。

今までのやり方が、「ちゃんと忘れるノートの取り方」だったとしたら。

あなたは、どう思いますか?

この記事では、「ちゃんと忘れるノートの取り方」をやめて、脳科学に基づく「記憶しやすいノートの取り方」をご紹介します。

このノウハウは、「学ぶ」という広い分野において、一生あなたの役に立つと僕は思います。

一般的なノートの取り方って?

「話を聞きながらメモを取れば、きれいさっぱり忘れているはずです」

僕はこの話を聞いたとき、衝撃を受けました。

ですが確かに、一生懸命、話を聞きながらメモを取っても、なかなか覚えていられないものです。

メモを取ることでむしろ安心し、忘れてしまうこともあるのでしょう。

そして、大事なのはそのメモを活用すること。適宜見返す時間を取ったり、必要なときに参照できるような工夫が必要ですね。

あなたは、メモの有効活用が、できているでしょうか?

「話を聞きながら、メモを取る」
これは、ごくごく当たり前にだれもがやっていること。常識といってもいいかもしれませんね。

記憶しやすいノートの取り方

では、「記憶しやすいメモの取り方」とは、いったいなんなのか。早速ですがこれを見ていきます。

まずは、話を聞きながらメモを取ることをしないのです。

え?メモを取らないだけ?

もちろん状況にもよりますが、基本的にはその通り。

話を聞くときは、「聞くこと」に徹してください。聞くことに、集中してください。

聞きながらメモをとるということを、一切やめてみるのです。

では、いつメモを取るのか。

「話が終わったあと」です。

授業であれば休み時間や、講義が一段落したタイミング。

セミナーであれば終わったあと。もしくは休憩時間。

このときに、全力で思い出しながら、頭のなかを整理しながら紙に書きます。

最初は難しいかもしれません。まずはキーワードだけでもよいのです。

記憶に関しては、「エビングハウスの忘却曲線」という有名な話がありますが、直後であればかなり思い出せるはずです。

大切なのは思い出しながら書くこと。自分で考えながら書くこと。

最初の復習を、直後の今、もっとも記憶に残っている今、早速取りかかるのです。

こうすることで、驚くほどその内容は、記憶に定着します。

ちなみに、十分な資料がなかったり、専門的な用語など、どうしてもメモを取る必要がある場合は、この限りではありません。

聞きながらのメモは、最小限にするイメージです。

これが、「脱!ちゃんと忘れるノートの取り方」を抜け出すための基本中の基本です。

「ほんとうに効果があるの?」
と半信半疑なあなたは、まずやってみることをオススメします。

もちろん、これは「唯一の正解」ではありません。「唯一の正解」などないと考えてよいと僕は思います。

人は誰しも、向き不向きや、個性による違いがあるのです。

しかし、脳の仕組みは誰もが同じはずですよね。

違う脳をお持ちの方がいたとすれば、たぶんこの記事を読んでいません。笑

やる前に考えてわかることよりも、やってみた結果、頭の理解だけではなくわかることのほうが、役に立ちます。

実践することで、今の自分にとっての確かな結果を、出してみてください。

ノートを活用しよう

さて、この方法でノートをとることで、いつもよりも「経験的な記憶」「能動的な記憶」となっています。

もちろんこの学習対象の、あなたにとっての重要度や情報の質にもよりますが、完全に記憶し、活用することが必要なら、まずはこのメモを最大限いかしましょう。

ベストな復習タイミングには諸説ありますが、ここでは以下の三回をオススメします。

約10分間、1日以内

約5分間、1週間以内

約3分間、1か月以内

もちろん、早速活用するシチュエーションがあるならそれもよし、この時間より長く学びたいなら、それもよし。

ただし最低限、このポイントを抑えておくだけで、あなたの脳は「記憶すべき大事な事だ」と錯覚し、必要なときに出てくるようにしてくれるでしょう。

たったの18分で長期記憶が得られるなら安いものです。

ですが、1週間以内、一ヶ月以内、などと言われても、なかなか実践できませんよね。

オススメの復習方法

人は忘れる生き物です。

そこで、ここでは実践するためにオススメなやり方を二つ紹介します。

毎日「復習専用の時間」をもつ

毎日、一定のタイミングで、問いかけましょう。

「昨日学んだことで、重要なことはなにがあっただろう?」

実はこの問いかけの時点でも大きな意味を持ちます。

そして、昨日の授業、もしくはセミナーなどのことを思い出したら、その内容について詳細に思考を巡らせてみましょう。

必要ならメモを出してください。

メモがなくてもよさそうなら、まずは思い出すことに集中し、「もう思い出せない」となってから、答え合わせの感覚でみてみるのも、いいでしょう。

毎日この時間をとることで、ひとつめの復習タイミングはクリアです。

タイミングは、好きなときでよいですが、夜寝る前がもっともオススメです。

毎日の習慣にすることで、「覚える対象」によっていちいち管理する必要がありません。

習慣化は21日かかると言われています。

21日をクリアすれば、もうものにしたようなもの。一生のうちの21日と考えれば、短いものです。

ここまで読んで「いいな」と思ったあなたはぜひ、やってみてくださいね。

復習予定をスケジュールにいれる

次は前項と異なり、覚える対象毎に管理する方法です。

これは、「完璧にモノにしたい!」と思えるような学びがあって、ノートやメモにまとめ終わったそのタイミングに行います。

有効な復習タイミングがわかっていても、なぜできないのか。それは、忘れるからです。

今から一週間後までに、「復習」を、予定してしまいましょう。

スケジュール帳があるなら、そこに書き込みましょう。

スケジュール帳を使っていない方もいるでしょう、スマホやパソコンのアプリで管理している人はそこに今、書き込みましょう。

更に、スケジュール管理自体をやっていない方もいるでしょう。その場合は、このためにわざわざ、スケジュールアプリを使ってみるのもひとつの手です。

スマホさえあれば大したハードルではないと思います。

予定にいれてしまえば、必ず思い出せます。

まとめ「今、即実践!」

いかがでしょうか。「話を聞きながらメモを取る」から、「話のあとにメモを取る」へ。

有効な復習タイミングと、実践の工夫もお伝えしました。

約10分間、1日以内
約5分間、1週間以内
約3分間、1か月以内

でしたね。

このタイミングで、この記事とであい、読んでいた「今」も思い出すでしょう。

これから起きるこんなタイミングで、あなたが望む未来を掴むために、少しでもお役にたてれば、嬉しい限りです。

最後に、ここが、重要です。

「やってみる気になった人」は、今この場で実践しましょう。

学んだら、即実践。

結局のところ、このための決断が、もっとも重要なのかもしれません。

ではどうやるのか?

簡単です、まずはこの記事の「ノート」「復習」から。

ちょうど、これを読みながらメモはとっていないでしょうから、ちょうどいいですね。笑

まずはペンを手に取り、紙を用意し、「思い出しながらメモ」をとってみてください。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

もちろん、この記事はメモを取るほどのないようではないかもしれないですし、ピンとこない方もいるかもしれませんね。

それはそれ、あなたの自由です。

それでも、ピンと来た場合は、ぜひ「今」やってみてください。

では、どうぞ。

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Posted by 管理人