コピーライティングのたったひとつの本質
学びの深さ。
表面と本質。
僕は、フリーランスのコピーライターとしても、活動しています。
僕が今、たくさんの人からお仕事の依頼をいただき、お役に立てているのには、理由があります。
それは、最初にまず、「コピーライティングにおける、たったひとつの本質」を学べたから、というところが大きいです。
物事には、深さがあります。表面体な部分と、本質的な部分。
例えば、表面的な、小手先のテクニックを学べば、成果は早いかもしれません。
しかし、変化に対応できなかったり、継続的な成果に結び付かなかったり。
メリットもあれば、デメリットもあります。
僕自身は、本質を学び、実践を続けることこそが、もっとも効果があり、成果に結び付くと、経験を通して確信しています。
表面的なテクニックは、必要に応じて学びながら、実践のなかで育ててゆけばいいのです。
だからこそ、本質をまず学ぶことが、非常に重要になります。
そこでこの記事では、ライターという生き方に興味がある方、文章を自分で書けるようになりたい方、文章を書く仕事をしていて、ピンと来た方向けに、
僕が学んできた「たったひとつの本質」をお届けしたいと思います。
たったひとつの本質
早速ですが、コピーライティングのたったひとつの本質をお伝えします。
それは、「ラブレター」です。
「?」となりますよね。
あらゆる文章、特に読み手の心を動かすコピーライティングにおいては、
ラブレターを書くようなイメージをもてば、とてもうまくいきやすいのです。
ご安心ください、順番に見ていきましょう。
たった一人に向けて書く
あなたがもし、ラブレターを書くとしたら、「たった一人」の愛する人に向けて書きますよね。
Aさんに愛を語り、Bさんにも愛を語る、というのは、ラブレターの性質上、なかなか美しいストーリーにはならないですよね。
たとえ、これから書く文章を読んでほしい人が、たくさんいたとしても。
まずは、その代表となる、たった一人の人を、イメージするのです。
そして、その人に絞った言葉を選び、文章を書くのです。
たった一人の人物像を設定することを、ペルソナ設定といったりもします。
たった一人を想い描くことで、文章にも統一感が生まれ、内容がブレることもなくなります。
例えば、世界中でヒットするラブソングも、「たった一人」に向けたものですよね。
しかし、実際にその歌を感じ、歌詞を聞いた人々は、自分の存在に重ねたり、自分の場合に置き換えて、たった一人の人を想いながら、涙します。
もし、ラブソングの歌詞が、いろんな人に向けて書かれていたとしたら、世界中でヒットすることはなかなか無いでしょう。
たった一人への愛を歌ったラブソングだからこそ、結果的に世界中で多くの人の心を動かすのです。
愛(心)を込めて書く
「文章に想いをのせる」ことは、なかなか難しいと感じる方もいるかもしれませんね。
ひとことに文章といっても、実に様々です。
シチュエーション、ターゲット、読み手にとってほしいアクション、言葉遣い、表現などなど、その時々によって必要なことは、もちろん変化します。
しかし、常に共通するポイントがあります。
それが、「読み手の存在」です。
読み手に、想いをのせて書くことが、大事なのです。
僕の場合、文章は全てラブレターだと、思っています。それくらいのイメージでも、問題ないかもしれません。
大切な友人を、家族を、仲間を、そして愛するあの人を想いながら、お手紙を書くように、書いてみましょう。
自然と想いはのり、不思議ですがそのエネルギーは読み手にも伝わります。
しかし、心から書きたいことでなければ難しいという点もあります。
この点は、自分の解釈や捉え方によって、変化の余地があります。
ぜひ、「書く」ことを通して何を叶えたいのか、向き合ってみてくださいね。
相手の目線にたつ。伝えたいことを明確に。
「読み手の目線を全く無視したラブレター。」
こんなものがもしあったら、受け取った人も困ってしまいますよね。
それは、ラブレターどころか、迷惑なポエムとなってしまうかもしれません。
文章に限ったことでもないですが、
「相手の目線にたつ」ということは非常に重要です。
例えば僕は今、この文章と出会い、読み進めてくれている「あなた」の目線を想像しながら、書いているのです。
「どう表現したら、わかりやすいかな」
「今かいていることは、本当に知りたいことかな」
「この人にとって、読んでもらっている時間がもっとよくなる為に、なにができるかな」
といった感じに。
目の前で起きている現象が同じでも、その捉え方は千差万別。
だからこそ、自分の目線に拘りすぎず、人によって違う捉え方を多角的に考え、表現することが重要です。
そのためには、伝えたいことを明確にすることも重要になります。
これは、あなたがあなた自身と対話することが求められるかもしれませんね。
自分の目線もコロコロ変化させてみながら、反対から見てみたり、ズラして見てみたりしながら、自分が伝えたいことを、より明確にしてゆきます。
そうすることで無駄な部分もカットすることができ、シンプルで強力な伝え方ができます。
まとめ
いかがでしたか?
たったひとつの本質、そして3つの具体的なポイントをご紹介しました。
本質を抑えることの圧倒的な価値は、日々の時間を学びとしやすいことです。
例えば、電車で広告のキャッチコピーを目にする度に、考えてみてください。
「ターゲットの心は動くのかな?」
「自分ならどういうフレーズを考えるかな」
「どんな想いで書いているのかな」
などなど、この習慣によって、追加のお金をかけたり時間をかけたりせずとも、日々の時間の中で出会う、生きた情報のなかから学びを受け取れる「あなた」になります。
本質を抑えて、実践しながら学ぶ。
表面的なテクニックは、必要に応じて学び、即活かす。
コピーライティングのお仕事は、比較的これがしやすいです。
求められるレベルも様々なので、自分に合ったお仕事が受けやすいですね。
ぜひ、あなたもこの記事をいかして、いろいろやってみてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
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