ドヤ街・西成でのホームレス生活の一日

2019年1月24日生活・教育

大阪・西成の安宿で生活する住所不定の朝は早い、わけではない。

毎朝、というよりもはや昼どきに、隣の部屋の外国人の大きな話し声や、外から聞こえてくる呑んだくれの奇声、路上生活者による集団デモの音、パトカーや救急車のサイレンなどで目を覚ます。

目が覚めても、そのまま布団の中でダラダラして、コップ一杯の水に、タバコを一本。そのまま2度寝してしまうことだってある。

会社員の時は、毎朝6時半に起きてバタバタと準備をして7時過ぎには家を飛び出ていた。

当時では考えられない至福の生活だ。

午後にようやく活動を開始。

宿の大浴場でお湯に浸かりにいく日もあれば、買っておいたカップ麺をすする日や、本を読んだり映画を観る日もある。

今日は起床後、しばらくYouTubeでラジオを聴きながら、荒野を行動するスマホゲームを楽しんでいた。

しかし、ほとんどの日はノートPCを持って外に出る。

昔から、自分が生活する部屋では勉強や仕事ができないのだ。

外に出て、Wi-Fiが使えるカフェまで歩いている間に、やる気スイッチをオフからオンに切り替える。

そこで朝、モーニングを頼んでから閉店まで居座ることもある。

JRも地下鉄もあるので、交通の便は良い。

またその周辺にはコンビニや薬局のほか、100円ショップや驚安の殿堂ドン・キホーテ、また24時間営業のスーパー玉出もある。

この界隈の人間はもれなくヘビーユーザーであろうスーパー玉出では、日中は呑んだくれや観光客や汚れた作業着を着たおっちゃんが多く、深夜に行くとレジには動きの遅いおじいちゃんがスタンバイしている。

動きが遅すぎて深夜でも行列が発生する。

100円ショップでは、下着や靴下、ウエットティッシュなどの生活消耗品を購入するときによくお世話になる。

靴下は3セットで200円。「100円ちゃうんかい!」とツッコミたくなる気持ちは抑えることができる人間に育ったようで、親に感謝。

洗濯は10日に一度。安宿に備え付けの洗濯機(1回200円/30分)と乾燥機(1回100円/30分)。しかし、10日分の洗濯物が溜まっているので、乾燥機は最低でも3回は回さないと乾かない。

壁ドン初体験!

人生で初めて壁ドンも経験したので、それも記しておこうと思う。

壁ドンと言っても、壁を背にした女性の肩越しに壁を突き迫るほうの壁ドンではない

集合住宅などで隣の部屋が騒がしい時などに壁を叩く、元祖・壁ドンである

この生活を初めて間もない頃、隣の部屋に来た中国人旅行者のカップルが、時間に関係なく奇声を上げるのだ。

廊下や公共スペースには、部屋では静かにするよう英語や中国語などの言語で注意が書かれた紙が貼られているにもかかわらず、聞こえてくる理解できない中国語が不快過ぎて、翌日フロントに苦情を言った。

しかし、翌日の深夜も彼らの大きな声が聞こえてきたのだ。深夜や早朝にはフロントが閉まっていて直接注意してもらえないので、仕方なく壁をドンと叩いた。

すると、あろうことか、壁ドンが返ってきたのだ。しかも、2発。文化の違いからくる摩擦の怖さを知った瞬間なのであった。

しかし、あとからこの行動を考えると、トラブルを生む恐れもある危険な行動だったと、少し反省。

それからは、きちんと正面を切って部屋のドアをノックし、テレビや音楽の音量がうるさいので静かにしてほしい、という意思をカタコトの英語で伝えれば、素直に対応してくれる人ばかりでした。

中には対応してくれない50代くらいの日本人男性もいたけど。

西成に住んで思うこと

西成は、変わった人が多くて近づきにくいイメージを持っていたが、その人達の中で生活することになるとは思いもしなかった。

案外、西成も住めば都で人間が兼ね備える環境への順応力には、身をもって驚かされるほどだ。というか、都心なので普通に住みやすい。

宿も安いので、人生に疲れたときや、しばらく一人になって考え事をしながら過ごしたいときは、西成という街はオススメだ。

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oniwatson

Posted by 管理人